みんなのいけばな

File No.96

三浦 秀蘇さん 三浦 秀蘇さん 秋田県/秋田支部

海外生活で気づいた自国文化の大切さ 「いけばな」で国際交流の架け橋になりたい

目標を立ててさまざまなことにトライ
試行錯誤も有意義な経験に

いけばなを通して3人の師と出会い、それぞれの教えを糧に歩んでこられた久家さん。ともに小原流いけばなを習う妹さんと切磋琢磨しながら、さまざまな趣味にも一心一意に取り組み、加古川支部副支部長として支部活動にも尽力されています。挑戦し、経験を次に活かすべく内観し、前進する。そんな久家さんにお話を伺いました。

大先輩であり同志でもあり 包容力のある五味桐苑先生

 三浦さんとは、平成15年8月から始まった研修課程T期でお会いしました。お若いのにとてもお上手だったので、同じグループになったときに思わず声をおかけしたように思います。
 おとなしく控えめでありながらも、しっかりしたお嬢さんという印象で、名札を見ると「秋田支部」とあり、遠方からの参加にびっくりしたことを覚えています。三浦さんは研修中いつも「参考花」の札が立っていた印象があるほどお上手だったので、私は兵庫県と近くからの参加ながらも勉強不足のように感じ恥ずかしく思いました。

幹部研修会(2015年6月)

 遠方ということもあり、三浦さんとは年賀状のやりとりで交流を続けてきましたが、一昨年の幹部研修会で偶然にも再会。以前と同じように何度も札が立ち、素敵なお花をいけておられました。三浦さんがご結婚、ご出産を経てもいけばなを続けていらっしゃることがとてもうれしく、これからもお会いする機会があることを願っています。

留学後、日本文化を理解しようと始めたいけばな 習いだしてすぐに夢中に

 いけばなとの出合いは、お茶を習っていた森田宗晴先生が小原流いけばなも教えておられたことがきっかけです。最初はお茶だけのために通っていたのですが、玄関にいけてある瓶花を拝見するうち、「いろいろな花材でいけられて、お花も素敵だなあ」と感じるようになり、お花のお稽古もお願いしました。森田先生は、お茶の作法には厳格でお稽古中は背筋が伸びる思いでしたが、お花になると雰囲気ががらりと変わり、とても優しかったように思います。

「兵庫県いけばな展」初出品作(2015年4月)

 結婚しても何か1つは習い事を続けたいと「いけばな」を選択したものの、途中で子育てのために中断。その間に森田先生が他界され、復帰後は実家近くで妹が師事していた渡辺豊嘉先生に教えていただくことになりました。
 渡辺先生はとても熱心な先生で、これまでで一番長くご指導いただきました。妹と私に研修課程への参加を勧めてくださり、今の私があるのも先生のおかげだと感謝しています。研修中は辛く思うこともありましたが、素敵な先生方にお会いできたこともあり、今では良き思い出です。

「加古川いけばな協会花展」出品作
(2013年3月)

 一昨年からは、渡辺先生から林豊扇先生をご紹介いただき、妹とともに林先生に師事しています。林先生はとてもお優しく、親切丁寧に教えてくださいます。また周りの皆様に助けていただいていることにも感謝しています。今は教えることの難しさを痛感しているので、「林先生のように指導できるようになりたい、先生に一歩でも近づきたい」、その一心でがんばっています。

林豊扇先生の三宮KCC教室にて(2017年2月)
加古川KCC教室にて(2017年5月)

ファミリーのような秋田支部 諸先輩方に憧れ、後を追い続けて

 昨年御栗支部長が就任された加古川支部では、幹部ともども力を合わせ、会員の皆様にご協力をお願いしながら一つひとつの行事を進めています。6月に開催した「みんなの花展」もたくさんの方にご覧いただき、無事に終えることができました。次は7月の研究会、9月の青年部野外展、10月27〜30日の「加古川いけばな協会花展」、11月の研究会と、今後も行事が目白押しです。

「神戸ビエンナーレ」加古川支部作品制作(2015年11月)
「花とみどりのフェスティバル」出品作品
(2015年4月)

 また、青年部活動に参加する機会もあり、若い方に刺激をいただけたことも良い経験になっています。私自身も、花意匠、盛花、瓶花など、これからも小原流いけばなのさまざまな分野に挑戦し続けたいと思っています。

温かくサポートしてくれるお花屋さん いけばなを通してつながったご縁は宝物

「加古川支部創立70周年記念
新年のつどい・講習会」にて(2017年1月)

 今まで美容院で何度となく着付けをしてもらいましたが、なんとか自分で着られないかと思い挑戦してみたものの、帯がどうしてもうまくいかず、習いに行くことにしました。
 2016年10月の加古川いけばな協会の花展でお茶当番として着物を着ることになり、名古屋帯のお太鼓結びに挑戦しましたが、お太鼓が少し大きくなってしまい反省。
 2017年1月に開催された「加古川支部創立70周年記念新年のつどい・講習会」でも着物を着ることになったのですが、今回は袋帯の二重太鼓。何度も練習したおかげでなんとか人前に出ていけるまでになり、着くずれることもなく着られてとても嬉しかったものの、着丈が少し短かかったのが残念でした。
 完璧な出来というにはまだまだ時間がかかりそうですが、いつか人に着せてあげられるようになりたいと思っています。

 もう一つの趣味はパン作りです。パンが焼き上がった時の香りにはいつも癒されます。さまざまな種類のパンがありますが、中でも主人は食パンが大好物なので、時間があればラウンドトップ(山型食パン)やプルマンブレッド(角型食パン)を焼いています。毎年夏に開催されるパンセミナーでは、グループの方たちと一緒に京都や大阪に行き、観光を兼ねて楽しい時間を過ごしています。

今年の干支「とり」にちなんだ「ひよこパン」(2016年12月)
【久家 豊葉さんに一問一答】
好きな花: 笹百合
好きな作家: 宮尾登美子
好きな作品: 『天涯の花』『櫂』『一絃の琴』ほか
マイブーム: 時代小説にはまっています(佐伯泰英、平岩弓枝など)

久家 豊葉さんからご紹介いただいた次回の「いけばなじん」は、研修課程V期(平成22〜23年)の同期である元場睦子さん(磐田支部)。水仙や燕子花などを丁寧に教えてくださる勉強熱心さと、持参した缶入りの飴で周囲の雰囲気をほっこり変えてしまうような和やかさを併せ持った方で、名誉幹部として、またご自身の教室や老人ホームのボランティア、お孫さんへのお稽古など精力的にご活躍中とのこと。どうぞご期待ください。

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