奈良西ノ京、薬師寺の伝統行事「修二会 薬師悔過法要(やくしけかほうよう)・花会式」は、およそ900年前(嘉承2年・1107年)に、堀河天皇が皇后の病気平癒を薬師如来に祈願されたところ成就し、本復された皇后が感謝の意を込めて10種の造花を薬師寺修二会に供えられたことが始まりで、雅やかな春の奈良を代表する行事のひとつです。
花会式は例年旧暦の2月末にあたる3月30日から4月5日の7日間にわたり開催され、文楽、香道、舞楽、茶道、華道、能、狂言などの伝統文化の数々が奉納されます。 |
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4月3日(木)には小原流 小原宏貴家元による献花式が執り行われました。当日は献花に先立ち、白鳳伽藍の東回廊を雅楽の演奏とともに、家元を先頭とし小原流研究院泉谷院長・同金森教授、さらに振袖姿の小原流会員を従えた行列は金堂前の舞台へ向かいました。
日光菩薩・月光菩薩(国宝)が東京国立博物館の「国宝薬師寺展」へご出陳中のため、金堂には薬師如来(国宝)だけがおられます。その金堂前、数多くの招待客が見守る舞台上で小原宏貴家元は薬師如来に向かい、枝垂れ桃・枝若松・菊を古式に則り堂々と献花されました。
好天に恵まれた薬師寺境内には春の花が咲き誇り、その中で行われた献花は、参列された人々を穏やかな空気で包み込みました。
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